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3D プリンタで壁スイッチカバーを自作する(JIMBO 社 J-WIDE シリーズ用)

はじめに

3D プリンタを買って 以降、いろいろなものを印刷してきました。

当初は Bambu Studio の中で MakerWorld からダウンロードしたモデルをいじるくらいのことしかしていませんでしたが、そのまま順調に興味が進み、最近は Autodesk Fusion でモデルをゼロから自分で作って印刷する ようになっています。

わりとイイものができてうれしいので紹介です。モデルは MakerWorld で公開 しています。ニッチすぎるのでダウンロードされなさそう……。

作ったもの

自宅の壁スイッチのカバーです。
JIMBO(神保電器株式会社)の J-WIDE シリーズ用スイッチプレート WJP-1 との互換を意図しています。

プレートとカバーのふたつのパーツの組み合わせ

開けたところ 閉めたところ

元の状態がこれです。

よくある壁スイッチ

で、自作カバーに置き換えるとこうなります。

閉めたところ 開けたところ

JIMBO の J-WIDE シリーズには、公式のカタログを見る限り純正のカバーがそもそもないっぽく、市販品はパナソニック向けのものしかない状況でした。
かつ、気密パッキン付きの壁スイッチだったので、丸ごと交換というのも大げさというかハードルが高いというかだし、モデルの自作にはいい題材かなということで。

写真の通り、純正のパーツとは白の色味がちょっと違うんですが、フィラメントの色がそうなのでそこは仕方なしです。
機能的には求めていたものそのものが実現でき、総じて思っていたよりもうまくいきました。

モデルの作成

Autodesk Fusion で作っています。
Fusion どころか CAD 自体の経験がなかったので、『平面図を書いてから押し出して立体にする』みたいな根本的なところの考え方から新鮮でおもしろかったです。

元のスイッチプレートを定規とかノギス(3D プリンタ製)とか R ゲージ(3D プリンタ製)とかで測ってから同じ大きさのそれっぽい枠をつくり、壁側の取付枠にきっちりハマるようにツメをそれっぽくつけたうえで、カバー部分を雰囲気でくっつけた感じです。

プレートの上面 プレートの底面

ツメの部分も元の形をぼんやりとそれっぽく再現しています。厚さが足りない気がして強度がちょっと心配でしたが、計算の仕方もわからないのでてきとうです。結果的には今のところは問題なく壁にちゃんとくっついています。おそらく本来は印刷時の積層方向も考えたほうがよいものとは思います。

ヒンジ部分 ツメ部分

カバーは開閉できるようにする必要があり、ヒンジ部分は半球の凹凸にしました。ピッタリすぎると開閉がしづらくなりそうな気がしたので、コンマほげほげミリメートルくらいのスキマを入れています。

カバーの上面 カバーの底面 カバーの側面

あとは手触りをよくするためにあちこちの角や辺を丸めています。

印刷

プレートは白、カバーは半透明で印刷しました。純正のプレートと並べるとこんな感じです。

左が純正、右が自作

外すときにマイナスドライバーなどを差し込む溝もちゃんとつけた ツメ部分の比較。小さいので印刷するとガタガタだけど意外とこの程度で平気

組み立てて並べたところ

サポートはプレートのオーバーハング部分にだけ最小限に手動で入れています。カバーはサポートなしでもどうにかなりました。

おわりに

モデル作りも印刷も、思ったよりもうまくいきました。

なんというか、この一連の流れ、とてもおもしろいですね。脳内のぼんやりしたイメージが現実にきっちりとした形となって手元に現れる楽しさがとても大きいです。これ以外にもすでにいくつかゼロからモデルを作って印刷して家の中で実用に至っています。

CAD の経験はなかったものの、幼少期からモノ作りが好きで、プラモデルだったり工作だったり分解・組み立てだったりをしてきたおかげで、『世の中のこの手のヤツはこういう形をしていることが多い気がする』とか『こういう形のパーツが作れればこういうことができそう』とか、そういうのがイメージしやすい脳(?)だったのもよかったのかもしれません。

とはいえ、『こういう形が欲しい』となったときに、Fusion 上でまずどこから作るのがいいかとか、どこを平面図にしてどう押し出すのが作りやすいかとか、その辺の判断は圧倒的に経験が足りない感触があります。現状、これは絶対もっと効率的な作り方があるだろうなあと思いながらわりと強引に進めている感じです。まあでも始めたてはそんなもんでしょうということで、引き続き触っていきます。

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